糖質制限で食事が変わる

『満腹ダイエット』のレシピを家庭でほぼ作り終えた頃、売れ行きが好調だったらしく、第2弾の『酒飲みダイエット』が出た。これも有り難かった。この2冊のムックを参考に自宅で作るレパートリーを増やしていった。

例えば、韓国料理で豆腐を入れた卵焼き「豆腐のジョン」や「わかめの豚肉巻き蒸し」、「いんげんと竹の子のカラカラ炒め」、「ほうれん草のナムル」などが紹介されていると、これをすぐ作った。こうして、糖質制限料理のレパートリーが広がっていった。「イワシの和風ハンバーグ」は豆腐を使って自家製にすぐアレンジし、我が家の定番料理となった。

パン好きの旦那にとって、糖質制限ダイエットではパンがNGとされたのは辛かった。しかし、低糖質のふすまを使ったふすまパンを冷凍で宅配してくれることを同誌で知り、「ローカーボふすまパン」と「青春メロンパン」、「大豆シナモンパン」を糖質制限1週間後から取り寄せた。

このうち「ふすまパン」は独特の臭みがあり、最初、食べるのに抵抗があった。しかし青春メロンパンと大豆シナモンパンは美味しく、どっさりと買い込んで冷凍庫の常備品となった。同じ通販の「こんにゃく焼きそば」も取り寄せてみた。これは正直いまいちでガッカリした。

こうして、糖質制限食メニューを始めて、最初の1ヵ月間が過ぎた。次第に、メニューを独自で開発し、コンニャクを用いたラーメンや、うどんやパスタなども自分で作ったり、宅配で取り寄せてみた。しかし、味がもうひとつであっても、本物のラーメンやうどんは、絶対食べないよう心掛けた。

これらは「別れた恋人」。もう二度と会わないのだ。あるいはラーメンなんて元々そう美味しくない食べ物だと思い込むようにして、意識的に遠ざけるようにした。

要するに、糖質の多い料理を食べないように食べないように、意識して考え方を変えたのだ。

それでも食べたくなる場合は「もう一生分食べてしまったのだから、食べなくともいい。それより生きる方が重要だ」と思ったりもした。