糖質制限ダイエットスタート

糖尿病が発覚して3日目の朝だった。旦那は突如早起きして、自分で目玉焼きとトマト、納豆と豆腐という糖質制限食の朝食を自分で作り始めた。

「朝早くから何作ってるの」

台所の物音を聞いて目が覚めたので、声を掛けた。

「今日から糖質制限始めてみようと思って」

「何、それ」

「糖質を含む炭水化物を制限して痩せるんだ」

「そんな面倒臭い料理、作れるのかしら」

そんな会話の後、昼食になった。

昼もレシピに載っていた薄アゲにチーズとピーマン、玉ネギのスライス、サラミを乗せてオーブンレンジで焼く「油揚げピッツァ」だ。これが予想以上に旨く、これなら続けられるのではと思った。これで2食。まだまだ先は長い。

夜は豆腐をフル活用し、「厚揚げたっぷりツナサラダ」と「ゴーヤチャンプルー」を作り、野菜スープも作った。

初日は糖質が摂れないと分かると余計に摂りたくなった。お腹もすぐに減ってきた。正直こんな状態が何時まで続くのかとも考えた。だが、旦那は始めた以上はやると決めた。必死だった。とにかく糖尿病を治すためにも、一刻も早くダイエットしたかったのである。

そんな旦那の姿を見て、私も『満腹ダイエット』と『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』を熟読した。翌日から「厚揚げのたらこマヨネーズグラタン」やら「アボカド奴」、「ゆで卵とブロッコリーのグラタン」などを作り、朝は毎日、キャベツとトマト、ベーコンの入ったスープを作ってみた。

この間、二人で出かけてドラッグストアで体重計と血圧計を購入。毎日、記録を付けた。

するとどうだろう。早くも4日目の朝、「奇跡」が起こり始めた。体重計を見ると糖尿病発病時87キロあった体重が既に80キロ台に落ちていた。
「やった。7キロ痩せたよ」

「え、凄いじゃない」

「よし、とりあえず15キロ減まで痩せるぞ」

こうして、旦那の「糖質制限ダイエット」に拍車がかかった。